神角寺(じんかくじ) 豊後の三大寺院 ぶんご大野を見渡せる絶景展望台 九州・シャクナゲの名所

朝太郎
朝太郎
神角寺のご紹介です!

本堂の建物と山門の金剛力士立像は、国指定重要文化財。「九州ではただ一つしかない傑作」と称されている運慶の流れをくむ仁王像です。東側の国見台には源為朝ゆかりの遺跡\があります。別名はシャクナゲ寺。樹齢100年を超える約500本のシャクナゲ(つつじ科の美しく大きく咲く花)が植えられています。

神角寺(じんかくじ)

九州・大分県の中でも、豊後(現在の大分県ほとんどを含む地域)の三大寺院として、神角寺は欽明天皇31年(570年)に新羅の僧によって建立されました。
日本に仏教が伝わったのが、538年なので、仏教伝来の初期段階に建てられた寺院と言えます。そして、醍醐天皇(在位897年 ? 930年)の時代に聖宝により真言宗の寺院にされたと伝えられています。
建久7年(1196年)には、大野荘の領主であった大野九郎泰基が、大友氏との合戦に破れた後に、訪れたことで知られています。

その後、戦火により荒廃しましたが、応安2年(1369)大友氏により現在の本堂(当時は東坊)を含む六坊が中興されました。

神角寺のおおまかな歴史

570年 建立
897年~930年 真言宗の寺院になる
1196年 大野九朗氏が大友氏との合戦に敗れる
1369年 大友氏により本堂を含む六坊が中興
(一度衰えていたり途絶えた物を復興させる)

1907年 本堂が国指定重要文化財になる
1951年 神角寺芹川県立自然公園になる
1982年 木造金剛力士立像が国指定重要文化財になる

 

豊後大野が一望できます。